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我が家のレギュラーから外れていたアレの話

こんにちは。カメラマンのふかいです。

横浜市はまだまだ暑い日が続きますね。

関東もだけれど全国的にも暑くて、9月だけれど残暑というより真夏みたい。

秋が待ち遠しいです。

でも少しづつですが、葉が色づいたり風が気持ちよくなってきました。

芋スイーツとか栗とかも始まっていて、最高ですね!

あ、今回のタイトルですが、ある食べ物、というか飲み物の話です。

大した話ではないけれど、きっと世の親御さんはご経験あるはず…

良かったら読んでいただけると嬉しいです。

お盆の帰省中に長男と二男が誕生日を迎え、実家からお土産を抱えて帰ったのが先月。

持たせてもらった自家製の野菜やお菓子たちはあっという間に無くなりました。

いつもありがたいなぁ。嬉し。

ただ、実家が持たせてくれたお土産の中でなかなか出番のないモノがあります。

それはアンパンマンの3つパックがセットになったジュース。

多分このブログを読まれている方の大半は冷蔵庫に入っていた事がある…かな?

あのジュースを私の実家では

「りんご」「ぶどうとりんご」の2種類を用意してくれていました。

私が昔帰省する際に買っておいて欲しいとお願いしてから、帰省するたびに

それは冷蔵庫に準備されていて、いつでも子供達は飲むことができる状態です。

でも今回の帰省中にそれを飲むことはありませんでした。

実家では希釈タイプのカルピスが人気で子ども達はそればかり選びます。

そんなもんで、アンパンマンのジュースは自宅に持ち帰ることに。

が、自宅でも全然出番がない!地味に居座り続けるかつての戦友。

「そういえば私いつからこのジュース買ってなかったんだっけ?」

頼りない記憶力ですが3ヶ月以上は経っていると思います。

ひっそりと、いつの間にか我が家からいなくなったレギュラー。

種類も豊富でどの味をリクエストされても大丈夫なように

いつも3種類は冷蔵庫に常備していました。

プラス、子どもたちの好きなキャラクターが書いてあるパッケージを選んだり。

あー。こういうのもキッカケがないと忘れちゃうんだなぁと。

長女はヨーグルト味が好きで、長男はブドウでした。

それも日によっては反対になったり、

パッケージのダダンダンやコキンちゃんを取り合いしたり。

ジュース1つでこんなにも物語があるのに、

5歳にもなるとアンパンマンの容量では足りなくて、

姉の真似をしたい当時2歳の長男も自動的にステップアップです。

あのジュースをとても嬉しそうに飲んでいた子どもたちは

いつの間にかそれを卒業してしまっていて。

私も子どもたちに合わせて次のステップに進んでいて。

アンパンマンのジュースにこんなにしんみりするなんて

子どもを育てる前は想像もしていませんでした。

今回の帰省で思い出すキッカケを持ち帰ったから

しんみりとか懐かしい気持ちになれました。

3種類の常備も、その時は思わなかったけど

きっと私なりに頑張っていたんだろうなという気がします。

アンパンマンのジュースを渡す時は、だいたい私がバタバタしていて

ご飯の用意するからー!とか、保育園の使ったモノを洗濯機に放り込んでるとか。

なのでぜーんぜん写真に残らないんですよね。

他には思い出せないけれどたくさんあるのかな。

お誕生日にはその時の好きなモノと写真を撮ったりしていても、

あまりにも日常だと残せなくて、なんだか寂しい感覚になりました。

赤ちゃんが使う歯固めや、離乳食のスプーンも

1歳さんくらいが使う練習用のコップも、練習用のお箸も

いつかは卒業して、さよならするモノばかりの育児グッズ。

どんどん入れ替わってしまう子育てに使うモノ、

その時その時でママが考え抜いて選んだり、我が子のために部屋のレイアウトも変えたり、

気持ちのこもったグッズたちと一緒に「頑張ったよ」が日常撮影で残せたら

なんだか安心に似た気持ちになります。

だって、グッズを決めるのだってレイアウトを考えるのだって大変なんだもの。

どれが我が子に合うのか、使いやすさや手入れのしやすさ。

それを大変な育児をしながら、目まぐるしく変わる毎日の合間に

自分の時間さえ削りながら選択しなければならない。

そしてそれは誰かに褒められる事もなく、(そして褒められたいと思うわけでもなく)

ヘタをすると小さな人間からは嫌だと主張されることもあるし。

(↑直しても直しても引きちぎられるパーツ。上部だけが虚しく回り続ける切ないメリー)

嫌だったグッズももちろん“イイ”のだけど、

そんなあなたの事を考えて選ばれたグッズたちは

どれもこれも大切な思い出に変わってくれるのかなと思います。

大変な日々に隠れてしまう小さな成長を一つでも多く

その様子を大きくなった子どもたちに見せられたら、

ママからの愛しいが詰まった思い出が支えになれたら嬉しいです。